2026-06-05 ヨコスカ人物魅力発見伝『COCOME』 ギャル服店経営から職人の世界へ――横須賀発・ゴルフブランド moze(モゼ)

「COCOME ココミィ」が紡ぐ職人の物語
横須賀で20年以上。
ひとつひとつ手作業で、“お洒落で大胆、そしてハイクオリティー”なゴルフ用品を生み出し続けるブランドがあります。
その名は――
「COCOME(ココミィ)合資会社」が展開するゴルフブランド「moze(モゼ)ゴルフ用品」。
色鮮やかなパターカバーやキラキラ輝くグリーンマーカー、遊び心あふれるパターカバーホルダー。
mozeのゴルフ用品は、“可愛いだけじゃない”高い品質と職人技で、多くの女性ゴルファーたちを魅了しています。
その魅力は、ママゴルファーとしても知られる中村香織プロや、天才ジュニアゴルファー・須藤弥勒選手をはじめ、多くのゴルファーからも支持されるほど。
現在では、オンラインショップをはじめ、戸塚カントリー倶楽部、かねひで喜瀬カントリークラブ内コロニー喜瀬リゾート店などの名門ゴルフ場ショップなどでも取り扱われており、全国にファンを広げています。
今回お話を伺ったのは、代表の武原京子さんと、18年にわたりブランドを支える制作部長・古澤安佳里さん。
そこには、“まずやってみる”行動力と、“工場では作れないものを届けたい”という職人魂が詰まっていました。
☆☆☆☆☆☆
➤ギャル服店の経営者から、職人の世界へ➤
ブランドを立ち上げた武原京子さんのキャリアは、意外にもアパレル系小売り業界から始まります。
かつては戸塚で若者向け衣料品店を経営。
独自のルートで、リーズナブルに若者向けの衣類を販売するスタイルで人気を集めていました。
しかし、駅前再開発による立ち退きや、ファストファッションの台頭による価格競争激化によって状況は一変します。
「フリーストレーナーが900円で売られていた時代。“これは価格では勝てないな”って思ったんです」
そこで武原さんが次に飛び込んだのが、“バッグ職人”の世界でした。
自ら高級ブランドバッグを手掛ける職人を探し出し、直接連絡して弟子入り。
高級ブランド向けバッグの型紙制作を学び、本格的な技術を身につけていきました。
「学んだのはバッグですが、作り方を理解すれば応用できるんです。もともと手先は器用だったので(笑)」
その言葉通り、現在のmoze製品には、同業者も驚くほどの細やかな職人技が息づいています。
➤“可愛いゴルフ用品がない”から生まれたブランド➤
2005年、武原さんはゴルフ用品製造販売「ココミィ合資会社」を創業。
自身もゴルフを楽しむ中で、当時のゴルフ用品が、男性向けの地味なものしかないことに不満を感じていました。
「“もっと可愛いものがあってもいいのに”って思ったんです」
そこから生まれたのが、ゴルフ用品ブランド「moze モゼ」。
カラフルで、キラキラしていて、持つだけで気分が上がる。
そんな“女性ゴルファーのためのアイテム”をコンセプトに、唯一無二の世界観をもつ商品を作り上げていきました。
転機は、女子プロゴルファー・中村香織選手がmoze製品を一式愛用してくれたこと。
口コミで人気が広がり、ゴルフフェアへの出展、名門ゴルフ場ショップでの展開へとつながっていきました。
➤意外にも鹿児島弁?!「moze モゼ」に込められた、“可愛い”という想い➤
ブランド名である「moze モゼ 」の名付け親は、中村プロとの縁をつないでくれた、鹿児島出身の友人。
鹿児島弁で「可愛い」という意味を持つ言葉なのだそうです。
「“あの子モゼだね”って使うらしいんですよ(笑)」
可愛らしく、持っているだけで気分が上がるようなゴルフアイテムを届けたい――。
「moze モゼ」は、そんなブランドの世界観にぴったりの名前です。
➤“工場では作れないもの”を作る➤
武原さんが大切にしているのは、
「工場では大量生産できないものを作ること」 という信念です。
moze製品には、手間のかかる細かな手作業が数多く施されています。
・パッチワーク
・ラインストーン加工
・曲線を美しく仕上げる“巻き込み”
・立体的な縫製
・細部まで丁寧に整えた仕上げ
大量生産ではできない工程を、丁寧に行います。
それこそが、mozeの品質を支えています。
特に人気なのが、オーダーメイドのパターカバー。
ゴルフのパターは形状が多種多様で、市販品では合わないケースも少なくありません。
「ぴったり合うものを作って、“これ欲しかった!”って喜んでもらえるのが嬉しいですね」
お客様の希望のデザインで作成したり、名前刺繍やカラー変更など、細かなカスタマイズにも対応。
“世界にひとつだけ”の特別感も、多くのゴルファーを惹きつけています。
また、近年では、ゴルフ場のロゴマークを使用したオリジナルグッズの製作や、ゴルフクラブメーカーの限定クラブ用カバーの製作も手掛けています。
既製品では表現できない特別感やブランドの想いを形にする、きめ細かなものづくりが評価され、ゴルフ場やメーカーからの依頼にもつながっています。
➤集めたくなる、“魅せるゴルフ小物”➤
比較的手に取りやすい価格帯の小物アイテムも、mozeの人気商品のひとつです。
特に人気なのが、キラキラ輝くグリーンマーカー。
花や動物モチーフを取り入れたデザインは、まるでアクセサリーのよう。
「可愛いし、プレゼントにも喜ばれる」と人気が広がり、今では“作っても追いつかない”ほどのヒット商品になっています。
また、パターカバーホルダーも人気アイテム。
プレー中に外したカバーをスマートに持ち運べる便利グッズですが、mozeではウサギや花など、遊び心あふれるデザインで展開しています。
「ただの便利グッズじゃなく、“選ぶ楽しさ”も感じてもらえたら嬉しいですね」
機能性だけでなく、“ゴルフ小物で個性を表現できる”ことも、mozeが支持される理由のひとつです。
➤“長持ちしすぎる”のが悩み?➤
moze製品は、高品質な合皮と丁寧な縫製によって、非常に丈夫。
「商売としては、もっと頻繁に買い替えてほしいんですけどね(笑)。再注文が10年後だったりするんですよ」
それほど長持ちする品質も、職人ブランドならでは。
新しいデザインづくりにも力を注いでいますが、新作づくりには膨大な時間がかかるそうです。
「新しいデザインを形にするまで、1年くらいかかることもあります」
妥協せず、納得できるものを世に送り出す――。
その姿勢が、長年愛されるものを生み出しているのだと実感します。
➤お客様との距離の近さが、ものづくりの原動力➤
自社サイトで注文を受け付けている&受注生産が中心だからこそ、お客様との距離が近いのもmozeの特徴です。
購入した商品を実際に使っている写真が送られてきたり、お手紙やお菓子が届くこともあるそう。
「“ぴったりだった!”とか、“本当に可愛い!”って言ってもらえるのが一番嬉しいですね」
また、18年間ブランドを支える古澤さんは、ショップスタッフや同業の職人から技術を褒められることも大きな励みになっていると話します。
「売る側の人が気に入ってくれないと、お客様にも薦めてもらえませんし、同じ職人さんに褒めてもらえるのは素直に嬉しいです」
現場の声を丁寧に拾いながら、より良い製品づくりへつなげていく。
その積み重ねが、mozeブランドの信頼につながっています。
➤持ち前の行動力でさらなる挑戦へ?!➤
ずっと制作に没頭しているから、「世の中のことは全然わからない(笑)」と話しながらも、新しい挑戦への興味は尽きません。
将来的には農業などにも挑戦しようかとも考えているそう。
さすが行動力の塊、武原さんです!
➤おわりに➤
“工場では作れないもの”を、横須賀から届け続ける「COCOME ココミィ」。
そこには、大量生産では決して生まれない温かさと、職人技が詰まっています。
そして、その背景にあるのは、代表・武原京子さんの驚くほど前向きな行動力と、武原さん&古澤さんの確かな技術力。
取材中も終始笑いが絶えず、楽しそうに製品を紹介するお二人の姿がとても印象的で、
武原さんと古澤さんの明るいエネルギーもまた、「moze モゼ」の魅力そのものなのだと実感しました。
“持つだけで気分が上がる”――。
mozeのゴルフ用品。
横須賀から生まれたこのブランドが、これからさらに多くのゴルファーを魅了していきそうです。
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会社名 ココミィ合資会社
ブランド名 mozeゴルフ用品
TEL 046-854-8822 / FAX 046-845-4119
所在地 〒239-0844 神奈川県横須賀市岩戸5-9-4
HP https://cocome.net/
営業時間 8:30~17:30
店休日 日・祝日
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【画像】
メイン画像)代表の武原さん(左)と制作部長の古澤さん(右) / 画像1)moze工房風景 / 画像2)丁寧に作られたグリーンマーカーとパターカバーホルダー / 画像3)細部まで美しく仕上げる「ヘリ巻き」という技術 / 画像4)オーダー頂いたお客様からお礼と一緒に届いた写真 / 画像5)~画像7)mozeのゴルフ用品各種 / 画像8)2025’ 須藤弥勒さんコレクション / 画像9)美人ママプロゴルファーの中村香織プロ桜模様のヤーデージブックカバーを製作
<SU>ヨコスカ人物魅力発見伝 Vol.3 (不定期発行)
mozeゴルフ用品 COCOME (ココミィ) ヨコスカイチバン










